「演劇のワークショップ」でみな役者気分

   専攻課程では、2月9日(火)の午後、正風館の講義室において合同授業として「演劇のワークショップ」を行いました。劇団文学座の名越志保(なごししほ)さんと木津誠之(きず まさゆき)さんの指導の下、9人ずつのグループに分かれて、別役実原作による「<不思議の国のアリス>の帽子屋さんのお茶の会」のワンシーンを練習しました。各グループとも、アリス・帽子屋・三月兎・猫・使者・通訳・市長・侯爵夫人・魔法使いの九つの役になりきって台本を片手にセリフを述べ合っていましたが、練習するたびにだんだん大きな声になり、グループごとの発表では身振り手振りも交えての熱演で、劇団員のように演ずる楽しさにふれることがで


きました。学生のみなさんからは「仲間のこれまでとは違う側面をみることができてよかった。」との声が多く聞かれ、楽しいひとときを過ごしました。


「バランス食」で料理教室

二年制課程では、正風館の調理実習室において科別に「バランス食」の授業を行いました。授業日はふるさと伝承科が1月28日(木)、福祉・環境科が2月4日(木)。指導に当たっていただいたのは、地区の栄養士の先生方で、献立は「いきいき会席」と題していもおこわ、ミルクピーナッツ豆腐、和風れんこんハンバーグ、まいたけと春菊のみぞれあえ、抹茶のホイルケーキの5点。はじめに、栄養士さんによる一通りの作り方の講義があり、実際に手際よく調理しながらの説明に、みなメモをとったり質問をしたりで熱心に学んでいました。その後、調理台ごとに5~6人の班に分かれて調理開始。


五つの料理ごとや切ったりこねたり洗ったりの作業ごとに役割を分担し合い、わいわいがやがや賑やかなうちに調理が進み、栄養士のみなさんがある程度下ごしらえをしてくれたこともあってお昼前にはほぼ完成。盛り付けもご指導をいただきながら会席料理ができあがりました。この後、片づけもそこそこに、先生の音頭で一斉に乾杯し、自分たちが作った料理に舌鼓を打ちました。食事が終わった後、各グループの代表が感想を述べ合い、お開きとなりました


電車・汽車・新幹線・・・、鉄博の一日

 1月22日(金)、一年制課程21期はさいたま市の鉄道博物館へ施設見学に行ってきました。大宮駅からニューシャトルで一駅、鉄道博物館駅の改札口を出るとすぐD51蒸気機関車に迎えられました。

 ボランティアガイドさんの丁寧な説明を聞きながら広い館内を回り、国内最大級の大きさの鉄道模型ジオラマでいろいろな種類の電車や新幹線の行きかう駅の一日の様子を見学。昼食は電車2両を貸し切り、てっぱくランチBOXのお弁当を旅行気分でいただきました。午後はパークゾーンのミニ列車に乗ったり、東京駅のプロジェクションマッピングを

 再現した映像を鑑賞したり、それぞれ興味のある所


 を自由に楽しみました。

 懐かしい旧型車両や鉄道の歴史にも触れ、気分はちょっぴり少年少女の頃に戻った一日でした。


庄和第1保育所の子どもたちと交流

専攻課程福祉・環境科では11月24日()の午後、庄和第1保育所に出向いて、年長(3~5歳)の子どもたちと交流しました。福祉・環境科のメンバーはこの日に向けて、子どもたちへのお土産としてどんぐりで作ったコマや、折り紙でつくったレイやコマを用意。当日は最初に全員で「どんぐりころころ」などの童謡を歌った後、紙飛行機飛ばし、カルタ取り、コマ回し、折り紙のグループに分かれ、それぞれ子どもたちにやり方を教えたり、一緒に遊んだりして楽しみました。その後、プレゼント交換。お互いに一列に並んで、向かい合った相手に、

いきがい大学からは先の品々が、子どもたちからは


厚紙や折り紙で作られたレターラックがそれぞれ送られました。交流会終了後、保育園の計らいで一緒におやつを食べてお開きとなりました。


スポーツ吹矢でレクリエーション

専攻課程では11月24日()、正風館において合同授業でスポーツ吹矢を行いました。指導に当たっていただいたのは、一般社団法人日本スポーツ吹矢協会春日部中央支部のみなさん。1チーム5名で10チームに分かれ、10個の的を設置して授業が始まりました。まず、筒の持ち方、的への構え方、矢の吹き方の講習があり、各チームのメンバー一人ひとり交代で実施。筒を構えながらの深呼吸、大きく息を吸って一度に吐き出しながら矢を吐く、それが健康にもよいと、指導員からのお話がありました。


その後、個人プレイで円形の的の中心を狙って3本の矢を吹く競技、次にチームプレイで1人が3本の矢を吹き、1から9までの数字が入った正方形の的のすべての数字に矢を当てる競技が行われました。不思議なもので、円形の的ではなかなか中心に当たらないのに、正方形の的では中心にある5の数字の枠にいくつもの矢が刺さるなど、あちこちで起こる歓声の中、楽しい時間を過ごしました。


いつでも地域デビュー

-一年制課程学園祭-


11月13日(金)、春日部市民文化会館小ホールにおいて一年制課程21期の学園祭が華やかに開催されました。

午前11時から式典開催。水野実行委員長の開会のことばに続いて「四季の歌」斉唱。北村自治会長による主催者あいさつの後、公益財団法人いきいき埼玉の向佐業務執行理事、春連協27年度の深澤総務

部長及び二年制課程4期自治会の鹿沼会長による祝辞



及び他のご来賓の紹介。その後、各クラブの部長からステージ上でクラブ活動紹介が行われました。細野副実行委員長の言葉で式典は閉会。同館3階の大会議室では並行してクラブ活動の様子が展示されていました。

 午後1時からは演芸の部。歌や踊りを中心としたプログラムの中に太極拳やアラカルトエクササイズなどの演技がアクセントとして組み込まれ、プログラムに花を添えていました。踊りも盆踊りから最近のダンスまで多彩で、しかも一糸乱れぬ踊りっぷりに観客も感心しきり。歌も息の合ったところをみせていました。演芸の部最後はゴルフクラブのリードで全員参加のゲーム、ここで会場の雰囲気も最高潮に。

 休憩後、新祖所長の講評の後、全員で「今日の日はさようなら」を歌い、塙副実行委員長の締めで閉会となりました。 


多彩な演技と作品を披露

-二年制課程・専攻課程学園祭-

11月11日(水)、春日部市民文化会館において「集う仲間に笑顔あり」のスローガンのもと、二年制課程4期・専攻課程1期合同の学園祭が盛大に開催されました。

 小ホールでは10時から開会式。宮崎実行委員長の開会の言葉に続いて校歌斉唱。二年制課程鹿沼、専攻課程小村の両自治会長による主催者あいさつの後、公益財団法人いきいき埼玉の茂木理事長及び二年制課程1期校友会の内川会長による祝辞及び他のご来賓の紹介。


休憩の後、各クラブの部長からパワーポイントを駆使したクラブ活動紹介が行われました。続いて演技に入り、午前の部6組、午後の部10組が登場。歌や踊りをはじめ、クラブ活動の太極拳、健康気功、和太鼓の発表のほかにラジオ体操、ハンドベル、影絵、南京玉すだれなどバラエティに富んだプログラムで楽しいひとときを過ごしました。閉会式は新祖所長の講評の後、「今日の日はさようなら」を全員合唱。武藤副実行委員長の言葉で閉会となりました。

また、展示室では作品展示が行われましたが、絵画、写真、書、生け花、手工芸、文芸作品と多岐にわたるとともに、一人で何点も出展する人がいて多士済々のいきがい大学を彷彿とさせるものとなりました。



日本工業大学で若い世代と交流

10月23日(金)の午後、一年制課程では「若い世代との交流事業」として、宮代町にある日本工業大学において実験をしながら日工大生との交流を行いました。

   はじめに大学創設100周年を記念して建設されたLCセンター(図書・情報複合施設)内のマルチメディア教室に集合。ものづくり環境学科の大澤先生から「最近の光エコ技術の進歩」と題して基調講演をいただいた後、同科の雨宮先生から実験の解説をいただきました。実験は小型の太陽パネルとリサイクルLED素子とを組み合わせて「LEDトイボール」


を作成するというもの。雨宮先生の解説の後、15グループを編成し、2つの教室に分かれて日工大生と一緒に実験にとりかかりました。はじめのうちは、小さいLED素子の扱いやはんだ付けなどに悪戦苦闘する人も少なくありませんでしたが、細かい作業は若い世代に任せるなど1人で3個製作したツワモノもあらわれ、和気あいあいのうちに実験を終えることができました。まとめの感想発表でも「ものづくりをしながら若い人たちと自然に交流できて若返った」「初めは緊張したが仲良く製作でき、参加してよかった」など概ね好評でした。一年制課程は県内6学園ありますが、実験をしながらの交流は春日部学園だけで、他学園とは一味違う交流が図られたのではないかと思います。終了後、学内で開館している工業技術博物館を三々五々見学して、交流事業は終了となりました。


社会見学事業で筑波方面へ(一年制課程)

 いきがい大学で開催される年1回の社会見学事業は、施設や名所旧跡を訪ねて、地域社会や歴史を学び、事業の企画力を高め、学生相互の親睦を図る事を目的としています。

 過去、現在、未来を考察する為、今年は筑波海軍航空隊記念館、那珂湊おさかな市場、そして筑波宇宙センターに訪問先を決定しました。皆で考え話し合って、10月16日(金)に無事終了する事ができました。当日は、小雨混じりのお天気にも負けず旺盛な活力を持って見学や買い物、食事を楽しむ事が出来ました。

 また、車内での郷土に関したクイズ等を楽しみながら、学生相互の親睦向上を図る事も出来て、大変有意義で成果のある社会見学になりました。(宇南山瞬子)



日本薬科大で薬膳スープ作り 

9月29日(火)、さわやかな青空のもと、専攻課程1期生は伊奈町にある「日本薬科大学埼玉キャンパス」に校外学習として出かけました。 

日本薬科大学は薬学に集中、特化する大学で、午前は薬学科の佐藤卓美教授から「くすりの副作用と相互作用を考える」というテーマで、「くすり」は主作用と副作用を併せ持つもの、飲み合わせで起こったコワ~イお話など、楽しく、熱心に「くすり」⇔「リスク」についてご講義をいただきました。


昼食は、学長の丁宗鐵(ていむねてつ)氏監修の名物、スパイシーだけど辛くない“薬膳カレー”を学食でいただき、感動しました。

午後は漢方薬学科の山路誠一准教授から「良薬は口に旨し~薬膳素材にもなる漢方薬~」というテーマでご講義をいただきました。漢方薬「十全大補湯」人参、芍薬、地黄、甘草等多くの貴重な漢方を土瓶で煎じて薬膳スープを作り、初めて飲んでみました。すぐに身体がホカホカ温かくなり、病弱な方、体力の弱い方には免疫機能強化作用に効果的であるということを学びました。最後に大変人気だという山路先生お手製の、リキュールの入った「十全大補酒」をお土産にいただきましたが、スープより味がよりよく感じられ、もっと飲みたいとお変わりする人もいました。

薬科大学という専門の大学でしかできない講義・実験を緑豊かなキャンパスで行えたことは大変貴重でした。


専攻課程でも障がい者スポーツで交流

 二年制課程に引き続き、10月6日()専攻課程でも障害者スポーツを体験しました。二年制と同様、午前中は校舎内での講義、午後は庄和体育館でのスポーツ体験でしたが、午前中の授業を15分早め、その分午後の授業を15分長くして行われました。午後の授業では初めに2人1組になり、一人が案内役、一人がアイマスクを付けて体育館の中を巡回しました。体験後の感想から「ここから階段です。」とか「階段はあと何段で終わりです。」など声をかけながら案内することが必要であることを学びました。


 その後、2組に分かれてボッチャ(※1)と卓球バレー(※2)をかわるがわる体験しながら楽しいひとときを過ごしました。

※1 ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに白いボールに近づけるかを競う。

※2 卓球バレーは、卓球台を使い、ネットを挟んで敵味方に分かれ、いすに座ってピン球を転がし、相手コートへ3打以内で返すというゲーム。ボールは盲人卓球で使用する金属球入りのピン球を、ラケットは,縦,横とも30cm以内の大きさの板(木製)で,平坦なものを使用。ボールはラケットで転がして打つ。1セットは15点とし、通常3セットマッチで行う。 


課題学習発表会を開催

二年制課程4期では9月10日午後1時から、春日部市民文化会館において課題学習発表会を開催しました。この会は、4期生が4つのグループに分かれて各々自主的にテーマを設定し、研究した成果を発表するもの。テーマは福祉・環境科Aグループが「健康で長生きし、地域社会貢献へ」、Bグループが「生活環境を学ぶ(トイレの神様)」、ふるさと伝承科Aグループが「遺跡調査の現状と課題」、Bグループが「消えた小淵不動院~その歴史をたずねる~」の4つで、夏休みも返上して準備をし、リハーサルを繰り返しながら本番を迎えました。当日はあいにく台風通過後の大雨の影響で、県内は東部


地域のあちらこちらで河川の増水や道路の冠水が生じ、電車も一部運転見合わせという状況で、やむを得ず欠席された4期生もいましたが、会場は熱気にあふれ、どのグループもパソコンを駆使しながらビジュアルな発表画面を作成し、笑いあり、歌あり、対話ありの工夫を凝らしたプレゼンテーションを行い、満場の拍手喝采を浴びていました。


「シニア共助担い手塾」に参加

 6月24日(水)、専攻課程1期生は授業の一環として春日部市市民活動センターで行われた「シニア共助担い手塾」に参加しました。この塾は、地域の人々が共に支え合う「共助社会」の実現に向け、様々な「共助の取組」事例を紹介するとともに、一緒に地域活動を始めることができる仲間づくりの機会を提供し、新たな活動展開のきっかけづくりとするもの。

 午前中は「日本一の共助県を目指す!今、求められる共助」をテーマに、県共助社会づくり課の岡村主任の講義が行われた後、久喜市放課後子ども教室運営委員会の飯島会長から「私のボランティア活動-そのきっかけと現在-」と題して事例発表が行われました。飯島さんは少年野球チームの指導者として長く活動してこられましたが、退職をきっかけに体力面にも配慮して、違った形で子どもたちとかかわりたいと考え、放課後子ども教室にかかわるようになったこと、この活動で新しい仲間ができ、学校や保護者からも喜ばれ、生きがいを感じていることなどを、映像を交えて話されました。

 午後は、いくつかのグループに分かれ、大月短大の佐藤先生をファシリテーターにワークショップを実施。参加者それぞれの体験談も折り込みながら共助活動の意義や活動する上での問題点などについて、議論を深めました。

 当日は、二年制課程4期生福祉・環境科の課題学習Aグループのメンバーも出席し、塾の盛り上げに一役買いました。


庄和体育館で障がい者スポーツを体験

 6月18日(木)、二年制課程4期では、県障害者交流センターの職員を講師に迎えて、1日「障がい者スポーツ交流の進め方」の授業を行いました。午前の1時限目は校舎内で障がい者スポーツの現状や今後の課題などについて学び、午後の2時限目は実際に障がい者スポーツをやってみようと、庄和体育館に会場を移し、2組に分かれて車いすバスケットなどに取り組みました。スポーツ用の車いすに乗るのは初めてという学生ばかりでしたが、車いすの乗り方から始まって、車いすでの競走、バスケットボールを使ってのパスの練習を行い、最後は試合形式で楽しめるほど上達しました。

 この授業は、10月6日(火)の専攻課程1期の授業で

 も行われます。専攻課程1期生のみなさん、ご期待ください。